第13艦隊(別名「ヤン艦隊」)の副司令官。アスターテ会戦では第4艦隊に所属していたが、同会戦で艦隊が崩壊したため凱旋後は新設された第13艦隊に配属されることになる。最初の任務でイゼルローン要塞に赴く際、ヤン・ウェンリーから「自分はハイネセンの街中を歩いていても迷うくらいだから、艦隊運用は専門家のフィッシャーに一任する」と言われ言葉通り艦隊運用の全権を委ねられた。
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動くシャーウッドの森
バーミリオン星域において同盟の敗北が決まった直後にヤンがメルカッツに託した艦隊のことを指す。メルカッツは帝国からの亡命者であり、リップシュタット戦役ではラインハルトに敵対した身であったため、バーラトの和約後に同盟政府によって帝国に売り渡される可能性があった。
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オーベルシュタインの草刈り
ロイエンタールの反逆後、治安の回復と維持を目的としてハイネセンに赴いたオーベルシュタインが行った策。およそ5000人の政治犯を収容することで、イゼルローン共和政府に要塞を開城するよう迫ろうとした。この時ラインハルトは明言こそしていなかったが、オーベルシュタインの他に三人の上級大将をハイネセンに向かわせており、艦隊決戦によってイゼルローン攻略を行おうとしていた。
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ブルーノ・フォン・クナップシュタイン
ローエングラム王朝における主要提督の一人でグリルパルツァーとともに将来「帝国の双璧」となることを期待されていた。グリルパルツァーが智将であったのに対し、クナップシュタインは勇将だった。実際に「帝国の双璧」と呼ばれた二人と比べると、グリルパルツァーがロイエンタール型の提督で、クナップシュタインはミッターマイヤー型の提督に近かった。
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ブリュンヒルト
ラインハルトの旗艦。ゴールデンバウム王朝時代で大将に昇進した際に寄贈された新造戦艦(ゴールデンバウム王朝では大将全員に個別の旗艦が与えられる習慣になっていた)。その見た目は他の帝国軍の軍艦とは大きく異なり白色で流線型をしている。その優雅な姿はラインハルトを一目で虜にし、ゴールデンバウム王朝が滅亡してローエングラム王朝が成立した後もラインハルトは旗艦を変えようとはしなかった。
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第13艦隊(別名「ヤン艦隊」)
アスターテ会戦後に編成された艦隊で壊滅的な打撃を受けて兵員が激減した第4・第6艦隊を解体し、二つの艦隊の残存兵力に新兵を加えて編成された。司令官としてヤン・ウェンリー少将が就任したが、もともと一個艦隊の司令官には中将以上が就任することになっていたこともあって、第13艦隊発足時の戦力は艦艇数約6,400隻、将兵約70万人と通常の艦隊の半分となっていた。
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ヴェスターラントの虐殺
リップシュタット戦役の後期におきた事件。ブラウンシュヴァイク公の領地である惑星ヴェスターラントにおいて民衆反乱が発生。この反乱によってヴェスターラントを直接統治していた甥のシャイド男爵が捕縛、殺害されてしまった。これによってヴェスターラントの民衆は自由を手にしたが、自らの甥を殺されたブラウンシュヴァイク公は激怒しヴェスターラントに対して熱核兵器の使用を行った。
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ゴールデンバウム王朝
ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムが創設した歴史上最初の宇宙全土を統一した専制君主国家。民主主義国家だった銀河連邦を帝政に移行させたものであり、ラインハルトのように他国を征服して宇宙を統一したわけではない。ルドルフ大帝の晩年の悪政により、彼の死後帝国の情勢は極めて不安定なものとなったが、後を継いだジギスムント1世とその父ヨアヒム・フォン・ノイエ・シュタウフェン公爵によって反乱勢力は鎮圧され、その後行われた的確な治世によって帝国は安定期へ入った。
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ハンス・エドアルド・ベルゲングリューン
ローエングラム王朝の提督の一人で最終的な階級は大将。もともとはキルヒアイスの参謀として仕えており、キルヒアイスの死後はロイエンタールの幕僚となった。帝国軍の主要提督以外では圧倒的にキャラの濃い人物で登場回数ではバイエルラインやクナップシュタインらと変わらないが、印象の度合いはかなり強い人物だった。
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ウォルター・アイランズ
同盟政府の政治家でトリューニヒト派に属する人物。ヤンの査問会を巡って責任者であった国防委員長ネグロポンティが辞任すると、トリューニヒトの意向でアイランズが新たな国防委員長となった。マスコミからは「企業からリベートをとるだけしか能のない小者」と酷評されており、実際トリューニヒトの傘に入らなければ政府の要職に就けるような人物でもなかった。
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