ウィルヘルム・フォン・リッテンハイム3世

ゴールデンバウム王朝末期の貴族社会の頂点に立っており、同じく帝国貴族中比類なき名家の出であったブラウンシュヴァイク公と激しい宮廷闘争を繰り広げていた。どちらも時期皇帝を擁立することで帝国社会の頂点に立とうとしていたが、リヒテンラーデ候と手を組んで幼帝エルウィン・ヨーゼフ2世を擁立したラインハルトを打倒すべく一時的に同盟を結んだ。
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ヨッフェン・フォン・レムシャイド

フェザーンに駐留している帝国の高等弁務官。門閥貴族の一員で爵位は伯爵。高等弁務官として度々ルビンスキーに面会している。同盟が大規模な戦闘で帝国に勝利すると、均衡関係を保つことを戦略としているルビンスキーが次の会戦で帝国を勝たせるために弁務官であるレムシャイドのもとを訪れていた。
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シュザンナ・フォン・ベーネミュンデ

皇帝フリードリヒ4世の愛人でアンネローゼ・フォン・グリューネワルトの前に寵愛を受けた人物。青年時代には若くて美しい女性を数多く宮廷に呼んでいたフリードリヒ4世であったがベーネミュンデもそのうちの一人だった。
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アルフレッド・ローザス

730年マフィアの一人でブルース・アッシュビーの参謀を務めた。730年マフィアの面々は総じて早逝の傾向があったが、アルフレッド・ローザスは78歳まで長生きして原作の時代において唯一生き残っていた人物だった。
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ムライ中将

時系列順で考ると最初に登場した際は中佐だった。外伝『螺旋迷宮(スパイラル・ラビリンス)』で登場し、タナトス警備管区の参事官としてエコニア収容所で起きた暴動を調査しにやって来た。この時は入念な下調べと的確な聞き取り調査によって事件の全貌を正確に把握して事態を収集した。
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ホアン・ルイ

同盟の政治家でジョアン・レベロとともに腐敗した同盟政府にあって信念と優れた政治能力を持つ数少ない人物だった。作中に初めて登場したのは最高評議会の場面で、最高評議会議長ロイヤル・サンフォードが提案した帝国領侵攻作戦の是非について話し会った。
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マグダレーナ・フォン・ヴェストパーレ

男爵家の当主であるためヴェストパーレ男爵と呼ばれているがれっきとした女性である。しかし女性とは思えないほど快活の良い性格をしており、他人の目を気にすることなく人と接することができる。こういった性格のため貴族社会で孤立していたアンネローゼに積極的に関わり交友関係を築いている。
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クリストフ・フォン・ケーフェンヒラー

もともとは帝国軍の軍人で、現在は同盟の軍立エコニア捕虜収容所に収容されている捕虜の一人。第二次ティアマト会戦でコーゼル大将の艦隊において情報参謀を務めていたが、この会戦で帝国軍は完敗しコーゼル大将は戦死。ケーフェンヒラーは捕虜になった(この時大佐だった)。
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ユースフ・トパロウル

同盟軍史上最も尊敬される元帥の一人でリン・パオとともにダゴン星域会戦において同盟に大勝利をもたらした人物である。リン・パオと同様毒舌家としても有名で軍内部からはあまり評判が良くなかった。リン・パオが大の女好きであったのに対し、ユースフ・トパロウルは女嫌いであったが生涯でただ一人付き合った女性がいた。
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リン・パオ

帝国と同盟の戦争においてその黎明期に登場した人物で、同盟軍史上最も評価の高い提督の一人。その性格は後の名提督ブルース・アッシュビーと酷似しており、女好きの毒舌家だった。一夜をともにした女性の数は4桁にのぼると言われ、同じく好色家だったブルース・アッシュビーと良い勝負だった。
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