クリストフ・フォン・ミヒャールゼン

ジークマイスターとともに帝国で反国家的スパイ網を組織し統率した人物。ジークマイスターが同盟の民主主義的な思想に強い憧れを持っていたのに対し、ミヒャールゼンは帝国の貴族社会に対する反感や地下組織を統率することに対するやりがいから活動に身を投じていた。

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沈黙提督

帝国軍上級大将(最終的な階級は元帥)エルンスト・フォン・アイゼナッハに付けられた呼び名。アイゼナッハが普段から恐ろしいほど無口であることから付けられた名。沈黙提督と言うと堅物で頑固な考えの持ち主のように思われがちだが、意外と部下に優しく機転も利く。

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アントン・フェルナー

ブラウンシュヴァイク公旗下の軍人でリップシュタット戦役の直前、シュトライトとともにラインハルト暗殺を進言した。シュトライトが戦火を交えることによる民衆への被害を恐れたのに対し、フェルナーはブラウンシュヴァイク公ではラインハルトに勝てないと強く確信しての提案だった。

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アルツール・フォン・シュトライト

リップシュタット戦役まではブラウンシュヴァイク公に仕えていた。ラインハルト打倒のために貴族連合が結成された直後、フェルナーとともに軍事行動に出るよりもラインハルト個人を暗殺するべきだと進言した。貴族連合軍は兵力でこそローエングラム陣営に勝るが、その内実は烏合の衆で「戦争の天才」との呼び声もあるラインハルト相手には不足だった。

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アンネローゼ・フォン・グリューネワルト

ラインハルトの姉。15歳の時に宮廷役人の目に留まりそのまま宮廷へ召し抱えられることになった。弟であるラインハルトやその友人であったキルヒアイスから尋常ならざる好意を持たれており、アンネローゼが宮廷に連れて行かれたことに激怒した(キルヒアイスは怒るよりも戸惑っていた)。このことがきっかけで二人はアンネローゼを救い出すために、その後幼年学校に入り帝国を打倒することを決意した。
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マクシミリアン・ヨーゼフ2世

ゴールデンバウム王朝第23代皇帝。晴眼帝と呼ばれた偉大な皇帝でゴールデンバウム王朝史上最も優れた治世を行った。帝位争いでは有力貴族の後ろ盾もなく本人も帝位継承に意欲的でなかったため、周囲の人間からはマクシミリアン・ヨーゼフ2世が将来帝位に就く可能性は皆無だと見られていた。
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イザーク・フェルナンド・フォン・トゥルナイゼン

ローエングラム陣営における提督の一人。幼年学校でラインハルトやキルヒアイスと同期だった。リップシュタット戦役で同級生の多くが貴族連合軍に参加する中でトゥルナイゼンは迷わずラインハルトの陣営に駆けつけた。ラインハルトと同い年であるため、ローエングラム王朝の提督の中では年少者の部類に入っていたがその昇進速度は速く、クナップシュタインやバイエルラインたちと同列だった。
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ジークフリード・キルヒアイス

ラインハルトの幼馴染。10歳の時にアンネローゼを皇帝に連れて行かれたラインハルトが幼年学校に入学することを決意し、親友だったキルヒアイスにも一緒に入学することになった。その生涯で友人をほとんど作らなかったラインハルトにとってキルヒアイスはかけがえのない親友であり、キルヒアイスのほうも自らの生涯をラインハルトのために尽くした。
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ラインハルト・フォン・ローエングラム

本作の主人公の一人。旧姓はラインハルト・フォン・ミューゼルと名乗っており、爵位を持たないライヒスリッターの身であった。幼くして母親を亡くしたため、父親のセバスティアン・フォン・ミューゼルと姉のアンネローゼとともに暮らしていた。母親が無くなった後にミューゼル一家は下町に移り住み、そこでジークフリード・キルヒアイスと知り合うことになる(隣の家に住んでいた)。
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ハルトマン・ベルトラム

駆逐艦ハーメルンIIの副長。平民出身だが若くして大尉に上り詰めており、ザイデルたち平民出身の一般兵たちにとっては「平民期待の星」として敬意を集めている。普段は艦長のアデナウアーから船の指揮全般を任されているため、事実上ハーメルンIIの最高指揮官となっている。職務も立派にこなし部下からも敬愛されている姿を見たランハルトは着任早々ベルトラムのことを評価していた(逆に艦長のアデナウアーの手腕には疑問を感じていた)。
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