マクシミリアン・ヨーゼフ2世

ゴールデンバウム王朝第23代皇帝。晴眼帝と呼ばれた偉大な皇帝でゴールデンバウム王朝史上最も優れた治世を行った。帝位争いでは有力貴族の後ろ盾もなく本人も帝位継承に意欲的でなかったため、周囲の人間からはマクシミリアン・ヨーゼフ2世が将来帝位に就く可能性は皆無だと見られていた。

しかし帝位に最も近かったヘルベルト大公がダゴン星域の戦いで大敗を喫したことにより帝位争いから脱落すると風向きが変わり、帝位争いに巻き込まれた結果マクシミリアン・ヨーゼフ2世が皇帝となった。

マクシミリアン・ヨーゼフ2世が即位した時の銀河帝国は同盟との最初の大規模な戦争となったダゴン星域会戦で大敗を喫し、その際に多くの将兵を失い軍事力は大きく低下していた。さらには数年のうちに相次いで皇帝が入れ替わっていたため政情は不安定で国家財政も緊迫していた。

そのような厳しい国家情勢にあってマクシミリアン・ヨーゼフ2世は劣悪遺伝子排除法を事実上廃止したり、同盟への遠征を行わないことで帝国軍や財政の回復に努めた。このように熱心な内政努力を行った結果、帝国の国力は回復することに成功した。

同盟に対する姿勢

マクシミリアン・ヨーゼフ2世の治世において帝国軍が同盟領へ遠征することは一度も無かった。これは先のダゴン星域会戦で大敗を喫し軍事力が低下していたこともあったが、それ以上にマクシミリアン・ヨーゼフ2世の側近だった司法尚書ミュンツァーの「距離の暴虐」という言葉に強く同意したことが主な理由だった。

この「距離の暴虐」という言葉は同盟と帝国の領土が遠く離れているため、軍事行動を行うには補給ラインの確保や兵士の士気の面から見てリスクが大きすぎることを意味している。

人物ステータス

マクシミリアン・ヨーゼフ2世 人物ステータス

  • ● 白兵戦
  • 1点。失明しているため戦闘能力は全く無い。

  • ● 統率力
  • 9点。歴代の銀河帝国皇帝の中でも優れた業績を残しており「中興の祖」と呼ばれている。すでに腐敗が進んでいた帝国を再建しその後150年以上国家を長らえさせた手腕は高く評価できる。

  • ● 人望
  • 8点。グリンメルスハウゼン曰く、ご落いん騒ぎの無かった数少ない皇帝の一人。残した業績のみならず人間性にも優れたいたことがうかがえる。

  • ● 決断力
  • 8点。司法尚書ミュンツァーの言葉を容れ同盟との間に一時的な平和状態を作り出していた。この決断は帝国の国力を再建させるのに大いに貢献した。

  • ● 分析力
  • 8点。劣悪遺伝子排除法の廃止など、帝国を弱体化させている要因を適切に見抜いてはこれを改善していた。

  • ● 権謀術数
  • 4点。自ら帝位争いには不干渉の立場を貫いており、いざ帝位が近くなると毒を盛られてしまっている。謀略を駆使して宮廷闘争を巧みに乗り切ったとは言い難い。

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