男爵家の当主であるためヴェストパーレ男爵と呼ばれているがれっきとした女性である。しかし女性とは思えないほど快活の良い性格をしており、他人の目を気にすることなく人と接することができる。こういった性格のため貴族社会で孤立していたアンネローゼに積極的に関わり交友関係を築いている。
宮廷に敵の多い(一方的に嫌われているだけだが)アンネローゼにとっては数少ない友人の一人で、ラインハルトにとっても姉を大事にしてくれるヴェストパーレは頭の上がらない人物だった(大胆不敵すぎる性格だという理由もあったが)。
才色兼備として有名な人物でもあり、ヒルダ曰く「男として生まれていれば元帥になっている」とのこと。
ヴェストパーレ男爵の恋愛事情
芸術家の育成や保護に熱心な人物でそれが興じて無名の芸術家と恋仲になることが多い。母性本能なのかは分からないが、芸術家として大成していない男性が恋愛対象となるらしくが若くして芸術に道で成功を収めたメックリンガーとは知り合いではあったが恋仲とはならなかった。
また男に対して全く興味を示さないヒルダに対してラインハルトを紹介しようとしたこともあったが、お互いを対面させる機会がなかった。
人物評
選民思想にとりつかれている人間の多い貴族社会においてまっとうな考えを持っている数少ない人物だった。またその積極的な性格はラインハルトですら尻込みしてしまうほどだった。
外伝での登場機会は豊富だったがラインハルトが権力を手中に収めて以降一度も登場しておらず、皇帝となったラインハルトと接するシーンが見れなかったのが残念だった。
人物ステータス
- ● 白兵戦
- ● 統率力
- ● 人望
- ● 決断力
- ● 分析力
- ● 権謀術数
5点。女傑と呼ばれておりパーティーで言い寄ってきた貴族を撃退するなどの武勇伝を持っている。
7点。あのラインハルトが物怖じするような人である。司令官としての器は充分にあったはずだ。
7点。その独立心に富んだ行動は社交界からは少し逸脱したものだったが、多くの人から尊敬を集めていた。
7点。自分が正しいと思ったことは他人がどう考えよと気にせず実行に移していた。
8点。ラインハルトとヒルダを結び付けようとしていたが、将来ラインハルトとヒルダが結婚したことを考えると、ヴェストパーレの相性を予測する能力はかなり高いものだと言える。
5点。宮廷闘争には欠かせない権謀術数をひどく嫌っている人物ではあったが、長年貴族社会の一員として暮らしているだけあってそういったことを察知する能力は兼ね備えている。