ゴールデンバウム王朝の軍人で陸戦の専門家。2mを超す長身とそれに見合った体重と威圧感を備えており、白兵戦では作中随一の実力を誇る。作中に登場した時点で階級は上級大将であり、艦隊司令官のような華やかな武勲を立てやすい部門ではなく陸戦という比較的地味な部門を専門としていた人物としては驚異的な出世だと言える。
貴族の家柄ではあるが門閥貴族では無い下級貴族である事からも門地によって昇進の助けになったとも考えられない。また戦闘能力には長けていたものの、知略面においては何の見るべき所も無い。
しかしそれでもオフレッサーが上級大将まで昇り積めたという事実は彼が陸戦においてどれほど輝かしい武勲を立てたかを物語っている。
ラインハルト
「金髪の小僧嫌い」の急先鋒だった。そのためラインハルトの元帥の戴冠式の際は嫌悪感を露わにしており、参列していた周りの将校たちに不平を漏らしていた。そのためリップシュタット戦役の際にブランデンシュバイク公に裏切りの疑いをかけられて処断された際は貴族連合内に大きな衝撃を与えた。
人物評
ラインハルトはオフレッサーのことを「石器時代の勇者」だとしていた。これは腕っぷしばかり強く戦術面や戦略面においてはずぶの素人だったオフレッサーを皮肉ったものだった。事実その後、ロイエンタールとミッターマイヤーによって落とし穴によって捕えられるという極めて単純な罠に引っかかっている。
人物ステータス
- ● 白兵戦
- ● 統率力
- ● 人望
- ● 決断力
- ● 分析力
- ● 権謀術数
10点。戦闘能力は作中で最高。シェーンコップやキルヒアイスですら、オフレッサーには一歩劣るだろう。
6点。とにかく威圧的な人物だったので部下は戦々恐々しながら従っていたことだろう。彼が後ろにいては前身するよりも後退するほうが身を危険に晒すというものだ。
4点。上級大将という身分でありながら粗野な言動が多く、ミュッケンベルガーもたびたび不快感を露わにしていた。オフレッサーが死んだ時も衝撃を受ける者こそ多かったが、その死を悲しむ者はいなかった。
7点。リップシュタット戦役では迷うこと無く真っ先に貴族連合軍に協力した。優れた決断が出来るかは置いておいて、即断という意味では決断力を持っている。
3点。落とし穴すら見抜けない単細胞。ラインハルトが姉の七光りでは無く、自らの実力によって地位を獲得した事実を最期まで理解出来なかった。
5点。生粋の軍人ゆえ謀略を得意とはしていないはず。ただし自己の地位の保全に関しては熱心だった。