薔薇の騎士(ローゼンリッター)連隊の一員で、カスパー・リンツの後を受けて第15代連隊長(代理)となった。これはカスパー・リンツがバーミリオン会戦後に「動くシャーウッドの森」のメンバーとなり、公式記録上は戦死したことを受けて就任したものだった。しかしバーラトの和約締結によって同盟軍は事実上解体させられていたため、ブルームハルトの連隊長としての仕事は皆無だった。
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カスパー・リンツ
薔薇の騎士(ローゼンリッター)連隊の一人で連隊の中でシェーンコップと最も親しい人物だった。戦闘能力に長けた者が多い薔薇の騎士(ローゼンリッター)にあってリンツは知能派としても活躍していた。イゼルローン要塞攻略後、シェーンコップが准将に昇進すると連隊長の座を譲られ第14代連隊長となった。ヤン艦隊にいる時もシェーンコップといる時間が長く、そのため必然的にヤンやユリアンとともにいる時間も長かった。
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フョードル・パトリチェフ
ヤン艦隊の一員で副参謀を務めている(参謀長はムライ)。ただしヤンがもともと参謀肌の人物なため、ムライやパトリチェフが参謀としての仕事をする機会は少なく、パトリチェフ自身は自らの巨体を生かしてヤンの護衛をすることが多かった。
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アンネローゼ・フォン・グリューネワルト
ラインハルトの姉。15歳の時に宮廷役人の目に留まりそのまま宮廷へ召し抱えられることになった。弟であるラインハルトやその友人であったキルヒアイスから尋常ならざる好意を持たれており、アンネローゼが宮廷に連れて行かれたことに激怒した(キルヒアイスは怒るよりも戸惑っていた)。このことがきっかけで二人はアンネローゼを救い出すために、その後幼年学校に入り帝国を打倒することを決意した。
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グエン・キム・ホア
アーレ・ハイネセンとともに帝国領を脱出し長征1万光年を敢行した。もともとハイネセンとは親友同士でハイネセンが事故死した後は彼の指示で船団のリーダーを任せられた。航路図の無い1万光年の旅はとても厳しいもので多くの犠牲が出た。バーラト星系にたどり着くまでに指導者ハイネセン以外に20万人以上の人々が命を落とし、長征開始当初40万人いた船団の人口は最終的に16万人にまで減少した。
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マクシミリアン・ヨーゼフ2世
ゴールデンバウム王朝第23代皇帝。晴眼帝と呼ばれた偉大な皇帝でゴールデンバウム王朝史上最も優れた治世を行った。帝位争いでは有力貴族の後ろ盾もなく本人も帝位継承に意欲的でなかったため、周囲の人間からはマクシミリアン・ヨーゼフ2世が将来帝位に就く可能性は皆無だと見られていた。
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オーベルシュタインの死について
新帝国歴3年7月26日皇帝ラインハルトが死亡する数時間前にオーベルシュタインも死亡した。その最期は非常にあっけないもので、皇帝を暗殺するため襲撃に来た地球教徒により誤まって殺害されてしまった。しかしこの事件に関しては幾つかの憶測がなされている。
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イザーク・フェルナンド・フォン・トゥルナイゼン
ローエングラム陣営における提督の一人。幼年学校でラインハルトやキルヒアイスと同期だった。リップシュタット戦役で同級生の多くが貴族連合軍に参加する中でトゥルナイゼンは迷わずラインハルトの陣営に駆けつけた。ラインハルトと同い年であるため、ローエングラム王朝の提督の中では年少者の部類に入っていたがその昇進速度は速く、クナップシュタインやバイエルラインたちと同列だった。
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エル・ファシルの英雄
宇宙歴788年、士官学校を卒業したばかりで当時中尉だったヤン・ウェンリーの活躍を称して付けられた呼び名。ヤンはこの後、「魔術師ヤン」、「むだ飯食いのヤン」、「2秒スピーチのヤン」など様々な呼び名を付けられることになるが、この「エル・ファシルの英雄」という呼び名が軍人になった彼にとっての最初の呼び名となった。
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エル・ファシル独立政府
バーラトの和約締結後に発足した政府で、かつて士官学校を卒業したばかりのヤンが300万人の民間人を脱出させた惑星エル・ファシルで起きた出来事。ロムスキー医師が熱意と行動によって樹立した政府であり、バーラトの和約によって事実上、帝国の従属国となってしまった同盟に対し「真の民主共和政」を体現する国家として独立が宣言された。
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