バーミリオン星域において同盟の敗北が決まった直後にヤンがメルカッツに託した艦隊のことを指す。メルカッツは帝国からの亡命者であり、リップシュタット戦役ではラインハルトに敵対した身であったため、バーラトの和約後に同盟政府によって帝国に売り渡される可能性があった。
これに加えて帝国に敗北した同盟は軍備を著しく制限される公算が大きく、後日共和制にとって一定の軍事力が必要になる日が来ることを想定して、ヤンは60隻の艦隊とメルカッツを含めた幾人かの将官を戦死扱いにして逃亡させた。艦隊に関しては戦闘中に破壊されたことにした。
当初メルカッツは自分だけが逃亡するような行為に戸惑いを感じていたが、ヤンに将来の「共和制再建のためだ」と言われるとこれを快諾した。
参加した将官たち
- ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ
- ベルンハルト・フォン・シュナイダー
- カスパー・リンツ
- オリビエ・ポプラン
- カーテローゼ・フォン・クロイツェル
動くシャーウッドの森の司令官として残存艦隊を率いることになった。
メルカッツの副官として同行した。
自らも亡命者ということもあって参加した。
勢いで参加してしまったが艦隊の中に女性がほとんどいなかったことに落胆し、艦隊から離脱してユリアンとともに地球を訪れることになった。ただ彼にとって不幸だったのは地球にも女性(彼の言葉では「単なる生物学上の女性ではなく、成熟して男の価値が分かる良い女」のことらしい)がいなかったことである。
参加当初は作中に登場していなかったが、後にアッテンボローが合流した後に名簿を確認した際にシェーンコップの娘として発見され作中に登場することとなる。
名前の由来
イギリスの童話『ロビン・フッド』に登場する用語で主人公ロビン・フッドが住んでいる森の名前。西暦が終わってから何百年も経った後の時代の割に、随分と昔の童話を用いたものだ。