グエン・キム・ホア

アーレ・ハイネセンとともに帝国領を脱出し長征1万光年を敢行した。もともとハイネセンとは親友同士でハイネセンが事故死した後は彼の指示で船団のリーダーを任せられた。航路図の無い1万光年の旅はとても厳しいもので多くの犠牲が出た。バーラト星系にたどり着くまでに指導者ハイネセン以外に20万人以上の人々が命を落とし、長征開始当初40万人いた船団の人口は最終的に16万人にまで減少した。
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マルティン・オットー・フォン・ジークマイスター

歴史上の人物でケーフェンヒラーの話しの中でのみ登場する人物(厳密に言えばケーフェンヒラーとの会話をもとにヤンが推測した話しの中)。帝国貴族の生まれだったが、父親の影響もあり若くして共和主義思想に染まるようになる。帝国内で共和主義者による反スパイ網を結成した後に単身で同盟へ亡命。
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カーテローゼ・フォン・クロイツェル

同盟軍のパイロットでバーミリオン会戦後、メルカッツやリンツらとともに「動くシャーウッドの森」の一員となる(ただしこの時点では作中に登場していない)。またシェーンコップの娘でもあるが、それを知ったシェーンコップ自身は当初母親が誰か分からなかった。仲間からはカリンと呼ばれている。
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ジャン・ロベール・ラップ

ヤンと士官学校時代の同期で親友。非常に性格の良い人物で他人の成功を素直に賞賛できる人間だった。ヤンがエルファシルで民間人の脱出に成功させた際は「同期の誇り」だとキャゼルヌに語っていた。しかしこれを聞いたヤンは「自分の考えではラップこそが同期の中では出世頭になるだろう」と話しており、彼の才能と将器を高く評価していた。
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エドウィン・フィッシャー

第13艦隊(別名「ヤン艦隊」)の副司令官。アスターテ会戦では第4艦隊に所属していたが、同会戦で艦隊が崩壊したため凱旋後は新設された第13艦隊に配属されることになる。最初の任務でイゼルローン要塞に赴く際、ヤン・ウェンリーから「自分はハイネセンの街中を歩いていても迷うくらいだから、艦隊運用は専門家のフィッシャーに一任する」と言われ言葉通り艦隊運用の全権を委ねられた。
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ウォルター・アイランズ

同盟政府の政治家でトリューニヒト派に属する人物。ヤンの査問会を巡って責任者であった国防委員長ネグロポンティが辞任すると、トリューニヒトの意向でアイランズが新たな国防委員長となった。マスコミからは「企業からリベートをとるだけしか能のない小者」と酷評されており、実際トリューニヒトの傘に入らなければ政府の要職に就けるような人物でもなかった。
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アルフレッド・ローザス

730年マフィアの一人でブルース・アッシュビーの参謀を務めた。730年マフィアの面々は総じて早逝の傾向があったが、アルフレッド・ローザスは78歳まで長生きして原作の時代において唯一生き残っていた人物だった。
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ムライ中将

時系列順で考ると最初に登場した際は中佐だった。外伝『螺旋迷宮(スパイラル・ラビリンス)』で登場し、タナトス警備管区の参事官としてエコニア収容所で起きた暴動を調査しにやって来た。この時は入念な下調べと的確な聞き取り調査によって事件の全貌を正確に把握して事態を収集した。
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ホアン・ルイ

同盟の政治家でジョアン・レベロとともに腐敗した同盟政府にあって信念と優れた政治能力を持つ数少ない人物だった。作中に初めて登場したのは最高評議会の場面で、最高評議会議長ロイヤル・サンフォードが提案した帝国領侵攻作戦の是非について話し会った。
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ユースフ・トパロウル

同盟軍史上最も尊敬される元帥の一人でリン・パオとともにダゴン星域会戦において同盟に大勝利をもたらした人物である。リン・パオと同様毒舌家としても有名で軍内部からはあまり評判が良くなかった。リン・パオが大の女好きであったのに対し、ユースフ・トパロウルは女嫌いであったが生涯でただ一人付き合った女性がいた。
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