ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ

もとはゴールデンバウム王朝の軍人。リップシュタット戦役では半ば脅される形で貴族連合の同志として参加する。当初、軍事に関しては全権を委ねられるという話しだったが、メルカッツが予想していた通りいざリップシュタット戦役が始まると盟主であるブラウンシュヴァイク公は軍事へ口出しするようになり自由に手腕をふるう事は出来なかった。

リップシュタット戦役で敗北が決定的になると自害しようとしたが副官のシュナイダーに「同盟に亡命して捲土重来を」と諭されてこれを断念する。長年同盟と戦ってきた事もあり、亡命者として受け入れられるか疑問視していたがシュナイダーの勧めで当時イゼルローン駐留艦隊の司令官を務めていたヤン・ウェンリーを頼ることにする。

ヤン艦隊として

ヤンを頼って亡命したこともあり、その後ヤン艦隊の一員として迎えられる事になる。その老練な用兵や戦術は艦隊内でも高く評価されえており、ヤンの不在時には戦術面における最高決定者となっていた。

軍歴や元の階級ではヤン艦隊の中でも上位に位置していたが、亡命者であることを自覚しており必要以上に自らの意思を強調することはなかった。また同盟の習慣や規則に関しても積極的に取り入れる努力もしていた。

人物評

ラインハルトが生まれる以前から戦場で武勲を挙げていた人物。少々気難しい所があるらしく、帝国軍の上層部からはあまり好かれていなかったがその実力は高く評価されていた。そのため地位の割に戦果を挙げられないミュッケンベルガーに代えて宇宙艦隊司令長官にするべきだという声もあった。

ミュッケンベルガー自身もメルカッツの事は高く評価しており、そのメルカッツがラインハルトを賞賛している事を知ったのをきっけにラインハルトへの評価も変わっていった。

人物ステータス

メルカッツ 人物ステータス

  • ● 白兵戦
  • 4点。老齢のため白兵戦は得意にはしていないだろう。また一応は貴族の出であることを考えると、若い頃もそれほど前線に立つ機会はあまりなかっただろう。

  • ● 統率力
  • 9点。その用兵ぶりはラインハルトやヤン・ウェンリーでさえも感嘆するほど。リップシュタット戦役後、メルカッツが同盟へ亡命したことを知ったラインハルトは彼を旗下に加えられなかったことを残念がっていた。

  • ● 人望
  • 8点。帝国軍の首脳部からは疎まれていたが、それでも実力は評価されていた。また下級兵士たちにも公平な態度で接せていたことから部下からの評価は非常に高く、特に副官のシュナイダーはメルカッツを「ただ一人の上官」として生涯忠誠を尽くしていた。

  • ● 決断力
  • 8点。戦場における決断もそうだが、リップシュタット戦役後、同盟に亡命するというのはかなり大きな決断だったと言える。

  • ● 分析力
  • 8点。戦場における分析力も高かったが、それ以上に人を見る目があった。ブラウンシュバイク公が自分の約束を守らないことや、ファーレンハイトの将帥としての器などを正確に見抜いていた。

  • ● 権謀術数
  • 4点。清廉な軍人のため権謀術数には長けていない。メルカッツが同盟に亡命した際も彼の人柄を考えたヤンは亡命が謀略ではないことを確信していた。

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