カストロプ動乱

帝国の辺境惑星の領主カストロプ公マクシミリアンが起こした反乱。父であるカストロプ公オイゲンの死後、彼が生前の財務尚書時代に行っていた不正貯蓄を返還するように求められたがこれを拒絶。帝国に対する反乱に至った。

この反乱は先のアスターテ会戦で勝利した帝国の勢力を削るためにルビンスキーがマクシミリアンをそそのかした結果だった。しかし所詮は辺境の一惑星ていどの反乱では帝国軍の戦力を削ることはできず、また反乱に至った理由も極めて個人的なものだったため、反乱が拡大したり帝国の威信が深く傷つけられるようなことはなかった。

異なる戦闘の経緯

カストロプ動乱は原作、アニメ、漫画それぞれにおいて戦闘描写が大きく異なる展開となっている。

  • 原作
  • 至って普通の艦隊戦が行われキルヒアイス艦隊が勝利した。

  • アニメ
  • マクシミリアンがフェザーン経由で惑星の衛星軌道上に「アルテミスの首飾り」を設置していたが、キルヒアイスは指向性ゼッフル粒子を使用してこれを破壊。その後、マクシミリアンが部下の裏切りにあい死亡。これによってカストロプ動乱は終結した。

  • 漫画
  • 通常の艦隊に加え反射衛星砲と呼ばれる防衛網(特徴はアルテミスの首飾りと似ている)を駆使して戦った。しかしキルヒアイスは小惑星を戦術的に利用することでマクシミリアンの艦隊を混乱させ、その隙に防衛網を破壊した。

マリーンドルフ伯との出会い

カストロプ家と親戚の関係にあったマリーンドルフ伯フランツは反乱を起こそうとするマクシミリアンに対して自制を促しに惑星へ赴いた。しかしマクシミリアンの決意は固く翻意は愚か、自らが捕らわれの身となってしまった。

キルヒアイスが惑星を占拠した後、即座に開放されこれがラインハルト陣営とマリーンドルフ家の最初の接触となった。なおアニメ版ではこの際、娘のヒルダも登場しており、アニメ版においてキルヒアイスとヒルダが唯一接触するシーンとなった。

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