ゴールデンバウム王朝における帝国貴族の一人。門閥貴族の一員で伯爵家の当主だった。本編には登場せず外伝でのみ登場した。初登場はOVA「奪還者」で、シャフハウゼン子爵が手に入れた鉱山の権利を横取りすべく強引に決闘を申し込んでいた。
決闘は代理人を立てて行うのが常だったが、リッテンハイム候を後ろ盾に持つヘルクスハイマーが裏で根回しをしてシャフハウゼン家に代理人をつけないように仕向けた。代理人を見つけられず困り果てていたシャフハウゼン子爵だったが、夫人ドロテーア・フォン・シャフハウゼンがアンネローゼの友人であったため、この事情を知ったラインハルトが決闘の代理人を引き受けることを申し出た。
この時は貴族社会において確固たる地位を築いていたヘルクスハイマーだったが、ある事件を機に同盟への亡命を計る。この際、開発中だった指向性ゼッフル粒子を持ち出していたため、軍としてはこれを阻止するためにラインハルトにヘルクスハイマー捕縛の密命を与えた。
マルガレータ・フォン・ヘルクスハイマー
ヘルクスハイマーの娘。父とともに同盟へ亡命しようとしたが、帝国軍(ラインハルトたち)の追撃を受けて捕縛された。この際、父であるヘルクスハイマーは事故で死亡してしまった。
幼いながらも気丈な少女でずる賢い父とは違いラインハルトからも感心された。後のラインハルトは「同盟に亡命したマルガレータ・フォン・ヘルクスハイマーが軍人になって自分の前に現れる前に宇宙を統一しておいたほうが良い」と冗談めかしてキルヒアイスに語っていた。
亡命の理由
リッテンハイム候のこしぎんちゃくだったヘルクスハイマーは宮廷闘争の最大のライバルであるブラウンシュバイク公の弱みを探っていた。その中でヘルクスハイマーはブラウンシュバイク公の娘であるエリザベートが遺伝的な欠陥を持っていることを突き止め、このことをリッテンハイム候に報告した。
しかしこの遺伝的欠陥はエリザベートと同じ母を持つリッテンハイム候の娘サビーネも受け継いでおり、自らも窮地に立たされてしまったリッテンハイム候はヘルクスハイマーを一族ごと暗殺しようとする。
これを知ったヘルクスハイマーは身の危険から同盟へ亡命することを決意した。
人物ステータス
- ● 白兵戦
- ● 統率力
- ● 人望
- ● 決断力
- ● 分析力
- ● 権謀術数
3点。伯爵家の貴族だったことを考えると戦闘能力はないだろう。ただし威勢だけは良かった。
5点。急ピッチで準備を終わらせあともう一歩で亡命を成功させるところだった。
5点。そのずる賢い性格からラインハルトやヴェストパーレ男爵夫人からは嫌われていた。しかし家庭人としては全うだったようで娘のマルガレータはその死を悲しんでいた。
5点。自らの命が危険に晒されていると知るやすぐに亡命の決断を下した。
4点。自らの権力欲のため政敵であるブラウンシュバイク公について詳細に調査していたが、中途半端な調査が災いして亡命するはめになった。
6点。リッテンハイム候と親しくすることで宮廷闘争において有利に立っていた。