ブラウンシュヴァイク公の側近で生涯彼に忠誠を尽くした。ブラウンシュヴァイク公には過ぎた家臣であり、ラインハルトとフレーゲルが衝突した際にはその仲裁に入ったことがありそれ以来ラインハルトからは高く評価されていた。またキルヒアイスとも知り合いだった。
リップシュタット戦役の当初は濡れ衣をかけられたオフレッサーが激怒してブラウンシュヴァイク公を襲おうとした所を間一髪で銃殺するなどの活躍を見せていた。しかしブラウンシュヴァイク公が自らの領地で起きた反乱に激怒しヴェスターラントに熱核兵器を使おうとした際には猛烈に反対した。これがきっかけでブラウンシュヴァイク公の不興を買い、その後牢獄へ入れられることになってしまった。
キルヒアイスの殺害
リップシュタット戦役終了後はブラウンシュヴァイク公の最期の願いであった「ラインハルト誅殺」を果たすため捕虜謁見の際に隠し持っていた銃器で襲撃を試みた。しかし間一髪でこれを防いだキルヒアイスと掴み合いになり、最終的にはキルヒアイスを射殺することに成功した。
その直後に他の提督たちに取り押さえられ当初の目的を達成することはできなかったが、ラインハルトの腹心であるキルヒアイスの殺害に成功したことでその後の歴史に少なからぬ影響を与えた。
人物評
無能で傲慢なブラウンシュヴァイク公の腹心とは思えないほど優秀で人格的にも立派な人物。自らの立場と忠誠心からリップシュタット戦役開始後は徹底してラインハルトと敵対していたが、決して相手を軽んじたり軽蔑することはなく、むしろ正当な評価をしていた。
ラインハルトもアンスバッハのことは評価しており、キルヒアイスを殺害された後も忠誠心に基づいた行動だとしてアンスバッハ自身を恨む事はなかった。
人物ステータス
- ● 白兵戦
- ● 統率力
- ● 人望
- ● 決断力
- ● 分析力
- ● 権謀術数
7点。隠し持っていた暗器のお陰とは言え、掴み合いになった後に白兵戦の達人であるキルヒアイスを射殺している。
6点。側近という立場上自らが統率力を発揮する場面はあまりなかったが、無能な主君を出来る限りうまく舵取りしていた。
8点。部下からはもちろん、ラインハルトを始めとする敵陣営からも評価される人物だった。
7点。自らが主と仰いだブラウンシュヴァイク公に生涯忠誠を尽くした。自らの決断に全てを委ねられる人物だった。
7点。ラインハルトがどのような条件でもってもブラウンシュヴァイク公を許さないことや、ヴェスターラントに対して熱核兵器を使用することによる民心が離れてしまうことなどを性格に予測していた。
7点。大戦に勝利して油断していたラインハルトたちの隙をついた襲撃は成功こそしなかったが、キルヒアイスの死というローエングラム陣営に大きな被害を与えた。