ウィルヘルム・フォン・リッテンハイム3世

ゴールデンバウム王朝末期の貴族社会の頂点に立っており、同じく帝国貴族中比類なき名家の出であったブラウンシュヴァイク公と激しい宮廷闘争を繰り広げていた。どちらも時期皇帝を擁立することで帝国社会の頂点に立とうとしていたが、リヒテンラーデ候と手を組んで幼帝エルウィン・ヨーゼフ2世を擁立したラインハルトを打倒すべく一時的に同盟を結んだ。

両者の仲が険悪であることは帝国の上層部にいる人間たちにとっては常識であり、ラインハルト討伐を巡って二人で相談をしている現場を目撃したミュッケンベルガーは「御両名がお揃いとは珍しい」と声をかけている。

ちなみにアニメ版を見ている方は勘違いしやすいが、ブラウンシュヴァイクが公爵であるのに対してリヒテンラーデは侯爵であり、爵位の上ではブラウンシュヴァイク公に及ばない。

リップシュタット戦役での最期

ラインハルトを打倒するために仇敵であるブラウンシュヴァイク公と手を結んだリッテンハイム候であったが、戦争中であってもお互いの覇権を確立しようとして反発し合う二人は間もなく仲違いを起こした。

このことが原因でリッテンハイム候は自らの艦艇5万隻を率いてガイエスブルクを後にした。このことを後にブラウンシュヴァイク公はメルカッツに「リッテンハイム候は辺境惑星の討伐に赴いた」と説明したが、事実上の完全決別だった。

この後にリッテンハイム候討伐の任を受けたキルヒアイスの部隊と遭遇し戦闘状態に入った。数で勝るリッテンハイム候の艦隊だったが編成もままならない烏合の衆であり、かつキルヒアイスの見事な用兵ぶりに翻弄され慌てて撤退を開始した。

その際、長期戦を予想し後方で待機していた補給部隊が逃走ルート上に位置していたため、これを撃破して前進するように命令した。味方に向けて砲撃するという前代未聞の(イゼルローンでも似たような事例はあったが)事態は将兵たちの反発を買うことになり、避難したガルミッシュ要塞で部下の自爆テロを受けて絶命した。

人物評

ブラウンシュヴァイク公と同様に極端なまでの選民思想を持っており、自分の命運のためなら他人の命を平気で犠牲にしていた。補給艦の乗組員で一命を取り留めたコンラート・リンザーはリッテンハイム候のことを「忠誠を受ける資格の無い人間」と評していた。

人物ステータス

リッテンハイム 人物ステータス

  • ● 白兵戦
  • 2点。戦闘能力も低いだろうが、戦闘には欠かせない勇気も全く持って持ち合わせていない。

  • ● 統率力
  • 1点。艦隊運用能力は皆無に等しく5万隻もの艦隊を率いていながら、キルヒアイスが指揮するわずか800隻の艦隊に翻弄されていた。

  • ● 人望
  • 1点。ない。貴族社会では地位が高かったためそのおこぼれに預かろうとした貴族たちが集まっていたが、本当の意味でリッテンハイム候に好感を持っている人間はいなかった。部下に殺された最期がリッテンハイム候の人柄を象徴している。

  • ● 決断力
  • 1点。自分が逃げるために味方の補給艦を撃破するという人類史上最低の決断を下している。

  • ● 分析力
  • 2点。味方の船を破壊すればその後どうなるかについて全く考察していなかった。

  • ● 権謀術数
  • 5点。自らが帝国の全権を握るため様々な策謀を巡らせていた。成功はしなかったが。

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