同盟軍のパイロットで「クラブのエース」を持つ撃墜王。イゼルローン要塞に駐留しているヤン艦隊において第2空戦隊戦隊長を務めていた。この時の第1空戦隊戦隊長はオリビエ・ポプランだったが、パイロットとしての腕はポプランに劣らずむしろ普段の会話を聞く限りポプランよりも多くの撃墜数を誇っている様子。
帝国領侵攻作戦以前はウォーレン・ヒューズ、サレ・アジズ・シェイクリの両名を加えた四人で撃墜数を競い合っていた。ケンプ艦隊との戦いで二人が戦士した後はポプランと二人で撃墜数を競い合うことになる。
しかしその後のバーミリオン会戦で巡航艦の艦砲射撃を受けて戦死した。
ポプランとの関係
普段は温和な性格をしているイワン・コーネフだったがポプランに対しては強烈な毒舌家だった。そのため元来、口の悪いポプランとの会話は常に皮肉の応酬となった。イワン・コーネフの死後、話し相手を失ったポプランは自らの毒舌をシェーンコップやアッテンボローに向けることになる。
人物評
同じ腕利きのパイロットであるポプランとは正反対の性格をしており物静かで知的な人物。非番の時ポプランが夜の相手を探しに行くのを横目に一人クロスワードパズルに没頭している。ポプランと並ぶ撃墜王であったにも関わらず最終的な階級が中佐というのは低すぎる印象。
ポプランからは「同盟で二番目のパイロット(一番は自分)」と評価されていたが、仮にバーミリオン会戦で戦死しておらずポプラン同様最後まで生き残っていたら撃墜数ではポプランを凌いでいただろう。
人物ステータス
- ● 白兵戦
- ● 統率力
- ● 人望
- ● 決断力
- ● 分析力
- ● 権謀術数
8点。超一流のパイロット。彼の死はヤン艦隊の空戦における戦闘力を低下させた。
6点。第2空戦隊戦隊長として部下たちを統率していた。しかし空戦隊戦隊長になってから間もなく戦死したため、ポプランのように若いバイロットを育成する時間がなかった。
7点。温和で知的な性格は多くの同僚から好感をもたれていた。普段は憎まれ口を言い合うポプランも彼の死にかなりのショックを受けていた。
6点。特に決断力を評価する場面はなかったが、優秀なパイロットだったのだから戦場における決断力は優れていたのだろう。
7点。知的な人間なので分析力もそれなりにあるだろう。実際ユリアン不在時のヤンの心境について的確に見抜いていた。またクロスワードパズルの腕は抜群だった。
6点。人によってあれだけ態度を変えられるのだから優れた策士なのかもしれない。