シンクレア・セレブレッゼ

衛星ヴァンフリート4=2に存在する同盟軍の後方基地の司令官を務める人物で階級は中将。前線での経験や実績には乏しいが、後方勤務のスペシャリストとして知られる人物だったため、ヴァンフリート星域会戦では補給基地としては極めて重要なヴァンフリート4=2を任されていた。

しかし戦場での経験が少ないこともあって戦時に弱く、グリンメルスハウゼン率いる一個艦隊が衛星にやって来た際は冷静な対応ができなかった。そのため敵の真意を洞察できず無暗に偵察を敢行させた。しかしそれによって偵察任務を行ったローゼンリッター連隊長オットー・フランク・フォン・ヴァーンシャッフェが戦死し状況はさらに悪化し。偵察の際にリューネブルク率いる帝国軍と遭遇したことで陸戦部隊の攻撃を招くことになってしまった。

敵軍の攻撃を受ける中で何故か指令部を飛び出し基地内を動き周った結果、ラインハルトとキルヒアイスに出会い捕虜となってしまった。

セレブレッゼとキャゼルヌ

セレブレッゼが捕虜になったことによって同じく補給のスペシャリストだったキャゼルヌに大量の仕事が回ってくるようになった。ただでさえ後方勤務の人材が不足している同盟にとってこれは相当な痛手で、ただでさえ忙しかったキャゼルヌは当分のあいだ仕事に謀殺された。

お互いに後方勤務の人間で前線に立つ機会が少なく戦術能力が乏しかったが、キャゼルヌが他人の進言を積極的に聞き入れるのに対しセレブレッゼは閉鎖的で人の意見を聞かないタイプだったので司令官としてはより適性に乏しかった。

人物ステータス

セレブレッゼ 人物ステータス

  • ● 白兵戦
  • 3点。長年後方勤務を行ってきたため戦闘能力は乏しい。グリンメルスハウゼン艦隊が襲来した際、必要以上に動揺していたのは自らの戦闘力に自信が無かったことも一因だろう。

  • ● 統率力
  • 3点。実戦においては統率力を発揮することができず、各部隊を孤立させた状況で戦わせてしまった。

  • ● 人望
  • 4点。頭ごなしに命令して部下を使う癖がある。シェーンコップの冗談に対して切り返すような心の余裕もなかった。

  • ● 決断力
  • 6点。ラインハルトと遭遇した際には素早く降伏を決意した。お陰で怪我をすることもなかった。

  • ● 分析力
  • 6点。戦闘に関しては全くの素人だが後方勤務だけで中将までのぼりつめた人物だと考えると知能面で優秀だったのは間違いない。

  • ● 権謀術数
  • 3点。あまりにも度胸に乏しい人物なので、謀略を考えついてもそれを実行することができないだろう。自分で何か企てるよりも、与えられた仕事を着実にこなすことのほうが得意なようだ。

面白いと思ったらシェアを!

ご読了お疲れ様です。この記事を面白いと思っていただけましたら是非お友達にシェアして下さい。

このエントリーをはてなブックマークに追加