コーネリア・ウィンザー

自由惑星同盟の政治家で最高評議会議員の一人。最高評議会議員の中では唯一の女性であるが、自分の意見をはっきり主張する個性の強い人物である。帝国領侵攻作戦の議案が話し合われる一週間前に評議員の一員となり、話し合いの席では作戦案に対して一貫して賛成の姿勢を貫いた。

彼女の提案により作戦案を投票にかけられることが決定されるなど、帝国領侵攻を実現させる主要な役割を果たした。

帝国領侵攻作戦の戦果が思わしくなくなると軍部や議長のロイヤル・サンフォードに対してあからさまな不快感を示すようになり、最終的にアムリッツァ会戦で同盟が大敗する形で戦闘が終結すると、他の評議員と同様に敗戦の責任を取って辞任した。

その際マスコミに敗戦に対する責任を問われると「辞任したのだからそれで充分ではないか」との趣旨の発言をした。

同盟の滅亡

評議員の中で最も強烈に帝国領への侵攻作戦に賛成した人物で、結果として彼女のこの行為が同盟滅亡の遠因を作ることになった。この作戦案の失敗により同盟は2000万の将兵と6つの艦隊を失うことになった。これは同盟の総兵力の4割に相当し、失われた戦力を補充するために民間から膨大な数の人員を軍に召集することになった。

もともと同盟の社会機構は軍部に偏っており、帝国領への侵攻作戦が行われる以前から問題視されていた。実際、最高評議会では人的資源委員長だったホアン・ルイは民間部門の人員不足を理由に帝国領への侵攻作戦に反対していた。

そのような情勢下にありながら、この敗戦を機にさらに民間部門の人員が減少したことによって同盟の経済や社会システムは大幅に低下することとなった。

人物評

民主主義体制下にある国家において、その終末期に現れる典型的な煽動政治家。弁舌によって大衆の心をつかむことだけに特化しており、政治能力は皆無で自らの保身と栄達のみに関心を払う。そのうえ自身のやっていることに対しては疑問を持っておらず、むしろ盲目的に正しいと信じている。

彼女のような国家に対して害しかもたらさないような人物が高い地位にいること自体、同盟の社会体制が末期を迎えている証拠である。

人物ステータス

コーネリア・ウィンザー 人物ステータス

  • ● 白兵戦
  • 1点。ヤンが最も嫌う「戦争を賛美しながら自分は絶対に前線におもむかない」タイプの人間。白兵戦は愚か戦争をまじかで見たことするないのだろう。一度でも戦場に立っていたらあのような無責任で無能な発言はしていないだろう。

  • ● 統率力
  • 1点。アムリッツァ前哨戦において戦況が思わしくないと知った時、軍やサンフォードの悪口を言うだけだった。自分の意見を発言するだけでその後の経過に関しては一切責任を持とうとしないその姿勢は統率力以前の問題。

  • ● 人望
  • 1点。レベロからは「政治家の論理ではない」と政治家としての本質を否定され、ホアン・ルイからは「どっちが陶酔しているんだか」と呆れられている。引責辞任した際も彼女を擁護する者は誰もいなかった。

  • ● 決断力
  • 1点。侵攻作戦に対する彼女の決断が(ウィンザーただ一人の決断ではないが)結果として同盟を滅ぼす要因となった。

  • ● 分析力
  • 1点。誰がどう見ても上手くいくはずのない侵攻作戦だったが、ウィンザーにとっては有効な作戦案に見えたようだ。その分析力の低さは作中で屈指と言っていいだろう。

  • ● 権謀術数
  • 1点。ウィンザーにもし謀略を働かせるほどの才覚があればトリューニヒトにでも取り入って辞任を回避できただろう。

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