もともとはゴールデンバウム王朝の軍人でメルカッツの副官。年長者のメルカッツとは対照的な若年の軍人だが、その能力は確かでその言動は多くの人間かた高く評価されていた。上官であるメルカッツに対しては絶対の忠誠を誓っており、リップシュタット戦役敗戦後は敵軍のラインハルトに投降せずメルカッツとともに同盟へ亡命した。
その後も副官として常にメルカッツのそばにあってその身を助けた。普段は温和な性格であったがメルカッツの身に危険が及びそうになった際は人が変わったように激情した。特にバーミリオン会戦後、同盟がメルカッツの身柄を帝国へ売り渡す危険性を恐れ、これを阻止しようとヤンたちの前で熱弁をふるっていた。
シヴァ星域会戦でメルカッツが戦死すると、そのことを遺族に伝えるため帝国領のオーディンへ出立しユリアンたちと別れた。
人物評
文字通り忠義の人だった。誠実さと有能さの両方を兼ね備えた人物であり、リップシュタット戦役敗戦後はメルカッツからも「投降すればローエングラム候も重く用いてくれる」と言われ、その才能を高く評価されていた。しかし「自分が仕えるのはメルカッツ閣下ただお一人」だとし、ローエングラム陣営に降ることをよしとしなかった。
人物ステータス
- ● 白兵戦
- ● 統率力
- ● 人望
- ● 決断力
- ● 分析力
- ● 権謀術数
6点。白兵戦を行う描写は無いが老年のメルカッツを護衛するためにも最低限の戦闘力は有していただろう。
6点。副官という立場にあったため自らが指揮する機会は無かったが、彼の知略や人望を考えれば少なくとも平均以上だったはずだ。
8点。メルカッツの下にあってその生涯を彼に尽くした姿は忠臣の鏡として多くの人から敬意を持たれていた。
7点。シュナイダーが提案した「同盟へ亡命」するという選択肢はメルカッツにとっても彼にとっても有意義な決断となった。
7点。鋭い戦術眼を持っておりシュターデンの作戦が理屈倒れであることを見抜いていた。しかしメルカッツが貴族連合軍に加盟した際、ブラウンシュヴァイク公ではメルカッツを使いこなせないことを予期していなかった。
7点。自害しようとしたメルカッツに対し「銃のエネルギーパックを抜き取った」と嘘を付いて自殺を思いとどまらせた。普段は誠実なシュナイダーだが、とっさにこのような機転を働かせる知略も持ち合わせている。