リップシュタット戦役

幼帝エルウィン・ヨーゼフ2世が皇帝に即位したのを機に、皇帝を擁立したラインハルトとリヒテンラーデ公、それに対して皇帝を擁立し損ねたブラウンシュヴァイク公とリッテンハイム候の間で争われた武力衝突。ただし実際には軍事力を保持していないリヒテンラーデ公は戦役には参加しておらず、事実上ラインハルトと門閥貴族の争いだった。

もともと門閥貴族は一枚岩では無く特にブラウンシュヴァイク公とリッテンハイム候は激しい対立関係にあったが、ラインハルトという巨大な脅威に対し門閥貴族全体が連合を組み(マリーンドルフ家など一部を除く)貴族連合としてリップシュタット戦役に臨んだ。

形としては皇帝の権威を後ろ盾としているラインハルト陣営が官軍であり、貴族連合軍は反乱軍という立場だった。そのためリップシュタット戦役はゴールデンバウム王朝発足以来、最大の内乱と位置づけられている。

リップシュタット戦役での主な戦闘

  • アルテナ星域会戦
  • リップシュタット戦役における初戦。ミッタマイヤーとシュターデンとの対決で師弟対決でもあった。しかし「疾風ウォルフ」と「理屈倒れのシュターデン」では勝負にならず、貴族連合軍は壊滅しながらレンテンベルク要塞に逃げ込んだ。

  • レンテンベルク要塞攻略戦
  • リップシュタット戦役において唯一地上戦が行われた戦闘。兵力のうえで圧倒的に不利な貴族連合軍だったが、レンテンベルク要塞内の主要通路である第6通路を守るオフレッサー上級大将の勇戦により、ロイエンタールとミッターマイヤー率いる地上部隊を幾度も撃退した。しかしオフレッサーが「落とし穴」という単純な罠に引っかかって捕縛されると戦意を失った降伏した。

  • キフォイザー星域会戦
  • ラインハルトを倒すために一時的に手を結んだブラウンシュヴァイク公とリッテンハイム候だったが、遂に仲違いしリッテンハイム候は自らの艦隊を率いて出撃してしまった。これを掃討するためにキルヒアイス艦隊が派遣されキフォイザー星域で衝突。リッテンハイム候率いる5万隻の艦隊は全滅した。これによって貴族連合軍の戦力は大幅に低下した。

  • ガイエスブルク要塞攻防戦
  • 各地で連戦連敗した貴族連合軍は当初、ガイエスブルク要塞に籠って持久戦を行うつもりだったがラインハルト陣営の挑発行為に我慢できなくなり出撃してしまう。艦隊戦になった貴族連合軍は徹底的に撃滅され、ここにリップシュタット戦役は終結した。

リップシュタット戦役でラインハルトが失ったもの

リップシュタット戦役自体は戦争に疎い貴族が相手だったためラインハルトにとっては容易な戦いだった。しかも自分に敵対する門閥貴族を一掃したことにより、帝国における自らの地位は確固たるものとなった。

しかし終戦後の捕虜引見でブラウンシュヴァイク公の忠臣アンスバッハがラインハルトの殺害を実行。これを阻止しようとしたキルヒアイスが胸部に銃撃を受けて絶命してしまった。

リップシュタット戦役において帝国内の全権力を手中にしたラインハルトだったが、自身にとって掛替えのない友人を失うことになってしまった。

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