フレーゲル男爵

ブラウンシュヴァイク公の甥に当たる人物。おじのブラウンシュヴァイク公と同様に貴族であることに過大な誇りを持っており、強烈な選民思想の持ち主である。リップシュタット戦役において貴族連合軍として参加した諸侯のなかでもオフレッサーと並ぶラインハルト嫌いであった。
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救国軍事会議

ドワイト・グリーンヒルを中心に行われた軍事クーデターの結果発足した組織。クーデターによって政府組織や軍の反対派を殲滅し一時同盟を軍国主義に変容させた。主な目的は政治的には腐敗した同盟政府を再建することであり軍事的には帝国領への侵攻作戦以来、急激に弱体化した戦力を再編しようとしていた。
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ゼッフル粒子

もともとはカール・ゼッフル博士によって発明されたもので、ゼッフル粒子がまかれた空間を高温な物質が通過したり発生したりすると爆発を起こす。用途としては敵が設置した地雷の除去に用いたり、屋内での戦闘において火器の使用を出来なくするために用いられた。
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ハインリッヒ・フォン・キュンメル

キュンメル家の当主で男爵の爵位を持っている。ヒルダの親戚でもあり、一人娘だったヒルダにとっては弟のような存在。生まれつき難病を患っており、ベッドから起き上がる事すら困難。そのため生涯の大半をベッドのうえで過ごしている。
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マリネスク

ボリス・コーネフと同じくフェザーン商人の一人。ボリス・コーネフが自ら船を操縦する船長なのに対し、マリネスクは自分の船を持っておらず船長と顧客の仲介役を仕事としている。仕事内容は単なる仲介だかではなく、出発の準備や必要となれば乗客とともに自ら船に乗り込むこともある。
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ボリス・コーネフ

宇宙船「ベリョースカ号」の船長でフェザーンの交易商人。ヤン・ウェンリーの幼馴染でもあり、ヤン曰く幼いころのボリス・コーネフは「悪たれのボリス・キッド」と呼ばれるほどのやんちゃ者で、ヤン自身ずいぶんと被害を被っていたらしい。
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ルパート・ケッセルリンク

フェザーン自治領主ルビンスキーの補佐官を務めている人物で、先任の補佐官だったニコラス・ボルテックが帝国の高等弁務官に就任した際に入れ替わりで任に就いた。大学院を出たばかりで年齢的にはかなり若かったが、ルビンスキーの息子というだけあって権謀術数に長けており補佐官としてボルテック以上に優秀な仕事ぶりだった。
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ジェシカ・エドワーズ

ジャン・ロベール・ラップの婚約者でラップとヤンが士官学校の生徒だった時にその近くに住んでいた。その美貌から学生時代のヤンとラップはジェシカの虜になり、その後お互いを知り合うことになった。
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ブルーノ・フォン・シルヴァーベルヒ

ローエングラム王朝における初代工部尚書。作中では帝都建設を担当しており建築の専門家としての一面を見せているが、彼の才能は建築に留まらず政治全般に及んでいた。順調過ぎる工事計画を揶揄した建設業者が「帝都が完成してしまえば我々の仕事がなくなってしまう」と冗談交じりに話すと「その時は帝国宰相でもやる」と大胆な野望を語り周囲を唖然とさせていた。
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アンスバッハ准将

ブラウンシュヴァイク公の側近で生涯彼に忠誠を尽くした。ブラウンシュヴァイク公には過ぎた家臣であり、ラインハルトとフレーゲルが衝突した際にはその仲裁に入ったことがありそれ以来ラインハルトからは高く評価されていた。またキルヒアイスとも知り合いだった。
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